マイナスの財産が多い場合は、不動産売却前に注意が必要です。

相続不動産売却時の注意点

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売却時の注意点

相続した不動産を売却する際には、注意しなければいけないことがあります。
それは、そもそも相続したものがあなたにとってプラスになるのか? ということです。

 

一般的に「相続」というと、故人が残した家やお金などの「遺産」が入ってくることで、自分自身の財産が増えるというイメージを持たれがちです。
しかし、そこで入ってくる遺産は、「プラス」のものだけではないのです。

 

相続で受け継ぐ遺産の中には、借金などの「マイナス」のものも含まれます。
ですから、受け継いだものの、逆にあなたが自分の財産でそのマイナスを埋めていかなければいけない、という事態も起こりうるのです。

 

そして、あなたが相続した土地や建物を売るときに、1番注意しなければいけないこと。
それこそ、このマイナスの財産があるかどうかです。

 

もしも、マイナスの財産があるのに、相続した土地や建物を売却してしまうと、あなたはその時点で、「借金も引き継ぐ」と決めたことに見なされてしまいます。
ですから、まずはマイナスの財産があるかどうかを確認する必要があるのです。

 

相続の方法には3種類があります。

 

(1)単純承認

プラスの財産も、マイナスの財産もすべてを引き継ぐ相続方法です。

 

(2)限定承認

マイナスの財産があった場合には、プラスの財産で返せる範囲で借金を返済し、もしも残った財産があればもらう、という相続方法です。

 

(3)相続放棄

すべての遺産を受け取らないという方法です。

 

先ほどの話に戻りますが、相続不動産を売却してしまった時点で、「単純承認」、つまり、借金も合わせて引き継ぐという意思だとみなされてしまうのです。
ですから、借金の方が財産よりも多ければ、あなたが損をしてしまいます。

 

ですから、まずは相続した遺産の中にマイナスのものがあるのか、それはどれくらいの金額になるのかを確かめましょう。
そのうえで、マイナスの財産がかなりあるのであれば、売却してしまう前に、司法書士や税理士、行政書士などの専門家に相談して、あなたにあったケースを選んでいく必要があるでしょう。